Hello、ニューロキッズ
今回はF.E.A.R.から出版されている、トーキョーN◎VA THE AXLERATIONを紹介していきます。
トーキョーN◎VA THE AXLERATIONの読み方が分からないって?
「とーきょーのば・じ・あくせられいしょん」、愛称は「N◎VA-X」(間違ってたらすみません)
そんなN◎VAーXの雰囲気や楽しさ、ここがオススメってところを今日は紹介いくので、興味を持った人はこのまま読み進めていって下さい。
ここでは、
- トーキョーN◎VA THE AXLERATIONのこと
- N◎VAの魅力
- トーキョーN◎VAでできること
- どんな人にオススメか
を紹介していきます。
別記事で実際のキャラ作成について紹介しています。
トーキョーN◎VA とは?
もうひとつの未来。もうひとつの世界。“災厄”により変貌した架空の未来――ニューロエイジ。
そんな世界で、最も熱く・危険な都市、トーキョーN◎VAを舞台としたサイバーアクションRPG。
(公式サイトProduct紹介文および裏表紙より引用)
FarEast Amusement Research(F.E.A.R.)から出ているTRPGシステム。
紹介で書いたように、架空の未来の都市トーキョーN◎VAを舞台にしたサイバーアクションRPG。
雰囲気はStylishでCoolな感じだけど、結構なんでもありな雰囲気が売りかな。
そんなN◎VA-Xを今回はガッツリと紹介していくね。
トーキョーN◎VA THE AXLERATION について
著者:鈴吹 太郎/F.E.A.R.
定価:4,180円
発売日:2013/09/06
出版社:エンターブレイン(KADOKAWA)
表紙イラスト:弘司
ページ:311
ISBN:978-4047291805
電子書籍なし
公式ページ
サプリメント:7冊
リプレイ:4冊
SSS(スーパーシナリオサポート)12冊
トーキョーN◎VAの世界の魅力
システムの歴史
1つ目の魅力はシステムの歴史です。
最初のトーキョーN◎VAが1993年に発売されていて、それから20年の間何度もアップデートされていき、私たちと同じようにこの世界の歴史も進んでいっている、結構珍しいシステムです。
私はトーキョーN◎VA The Detonation(2003年発売)からで、大体18年遊んできています。
そのアップデートも今回「N◎VAーX」で4回目、つまりは第5版に当たるわけです(それでも8年前になりますが)
私は始めた時に出会った”暴走警官”は”暴走課長”に昇進してるし、人気アイドルは”人間”から”AI”に変化しました。
そう、本当に世界が成長しているのです。
この先もこれが続く保証はありませんが、第6版になったときには今遊んでいる世界が進み、NPCは成長し、あなたの手持ちキャラ(N◎VAではキャストと呼びます)も成長します。
これは他システムではなかなか味わえない感覚だと思います。
- これまでに詰みあがってきた歴史が凄い
- 自分が遊んだ世界の時代が進み、キャラクターも成長する
ニューロな世界
2つ目の魅力はニューロな世界です。
ニューロは聞きなれない単語だと思います。
それもそのはず、トーキョーN◎VAにおける一般的な単語ニューロタングを使っているからです。
ニューロタングにおけるニューロとは
- 善悪を問わず”すごい”という意味の感嘆詞。「ニューロ!こいつは最高だ」
- カッコいい。イカす。新しい。
- 電脳犯罪者の総称
を意味します。(トーキョーN◎VAーX、P76より引用)
つまりはカッコいい世界ということですね。
この世界のPC”キャスト”は、生き方”スタイル”を3つ選んでキャラを作成されます。
そしてそのスタイルこそが、キャストをキャストたらしめる要素になります。
遊ぶ目的の一つとして「よいロールプレイを行った」があるのですが、それの基準に「スタイルを貫いた」があります。
スタイルを貫いたキャラを動かすことが楽しいことであるとシステム側が示してくれているのです。
これが、ニューロ!!なのです。
スタイルを貫かなきゃいけないのか・・・それは難しいと思ったあなた、安心をしてください。
スタイルは貫かなくてもカッコよくできます。
「人を殺さない」と誓ったキャラが生涯に一度だけその誓いを破って人を殺める
これって、スタイルは貫けてないですけどニューロ!!なんですよ。もちろん目的も達成です(私がGMなら)
説明としてカッコいいを例に挙げましたが、カッコいいにこだわらなくても大丈夫です。
各々が自分のスタイルを貫く姿がカッコよく映るわけで、三下キャラがその生き様を貫くことがイイのです。
TRPGであるので他の人の迷惑になってはダメですけどね。
- ニューロな世界はカッコいい世界
- カッコいい世界で生きるキャラクターができる
- スタイルを貫く姿は(情けなくても)カッコいい
自由な世界観
3つ目の魅力は自由な世界観です。
近未来ということもあって現代世界にとらわれる必要はなく、自由な世界がここにはあります。
- 身体を機械化したい・・・できます
- 人外がしたい・・・アンドロイド?ロボット?妖怪?AI?どれがいい?
- 悪役みたいなキャラがしたい・・・できます(他PCの理解が必要ですが)
- 正体不明・謎の人物がしたい・・・できます(他人と出会う時は常に違う顔でいる)
- 絶対に誰も死なせたくない・・・多分できます(GMの理解とみんなの協力が必要)
- PvPがしたい・・・どっかで強力するならできます!!(多分)
パッと思いつくものを挙げましたが、だいたいできます。
ただし、これには条件があります。GM(N◎VAではルーラー)と他PLの協力です。
あなたのキャラを取り巻く世界を全員が了承して尊重することで、実現できるのです。
そのためにあなたは他PLの世界を尊重する必要がありますし、ルーラーの世界も尊重する必要があります。
難しいかもしれませんが、互いに理解しあうのがTRPGの楽しみの一つでもあり、N◎VAの世界では広く受け入れてくれる土壌になっています(私の周囲だけかもですが)。
- ルーラーと他PLの協力を得ることで、自由な世界で遊ぶことができる
- 自分が協力すれば、それが実現できる可能性がある
- N◎VAの世界観はそれを受け止めてくれる
見せ場がある
4つ目の魅力は見せ場があることです。
他のシステムでもある特徴ですが、トーキョーN◎VAでは”神業”と呼ばれるすごい力があります。
全員がそれぞれ3回使え、効果は絶大です。
他のゲームでは「凄いダメージを出す」ですが、N◎VAの世界では「倒す」と書いてあります。
すごくありませんか?使ったら絶対に「倒せれる」んですよ。
当然、対抗する”神業”を使われたら「防がれ」てしまうわけですが、それもまた見せ場。
ルーラー(GM)もそれは分かっているはずですので、”神業”を使う時には「どういう演出をしたい?」と聞いてきます。
気の利いた演出が思いつくならばそれを、思い付かなくてもあなたの見せ場はそのまま効果は変わりません。
それが保証されているのはN◎VAらしい、凄い魅力の1つです。
ロールプレイや演出が思い浮かばなくてもいいのは初心者にも非常に優しいポイントです。
- 全員に3回は見せ場・・・”神業”がある
- ”神業”は凄い
- ”神業”を使うだけでもそこはあなたの見せ場になる!!
トーキョーN◎VAでできること(価値のある事)
結論からいくと、ルーラーならなんでもできるですが、それだと説明になりません。
ここでは私の思う、N◎VAでやる価値のある事を挙げていきます。
ニューロなキャラクター
先に魅力の一つとして挙げましたが、ニューロなキャラクターができる事です。
- 善悪を問わず”すごい”という意味の感嘆詞。「ニューロ!こいつは最高だ」
- カッコいい。イカす。新しい。
- 電脳犯罪者の総称
他のシステムだと、カッコ悪いし迷惑がかかるキャラクターもN◎VAの世界では尊重され、キャラクターとして遊ぶことが容易です。
接点が少ないキャラクター
シーンに登場しないキャラクターというのが他システムよりも許容されます。
先にも挙げましたが、全員の同意が得られたらですが・・・
実はN◎VAは情報収集が独特で、シーンに出なくても情報を得られます。
集めた情報を誰かに投げつけ・・・自分は・・・という感じのキャラクターが表現できます。
ただし、クライマックスや神業を打つ必要がある場合はシーンに出ましょう。
あなたの見せ場になりますから。
他PLのキャラを想像できる
少し難しいかもですが、互いに尊重しあう中でたどり着くことができる到達点です。
N◎VAは比較的他のシステムよりも、他PLのキャラについて考える土壌ができていると先に述べました。
これはあなたの持ってるN◎VAの世界観に他PLの価値観を導入できるということです。
「ああ、こういうキャラがいるのもありだな」と理解した時、あなたは他PLの提案を受けているでしょう。
この感覚は今日のセッションはこの面子だったから楽しかったと思えるきっかけになります。
一度この感覚を味わえたなら、あなたのTRPGライフにおいて価値が変わることでしょう。
どんな人にオススメか?
誰にでもオススメしたい、というのが本音です。
それでも特にこういった人にはというのを挙げていきます。
- TRPGの自由さを少し試してみたい人
- 他の人の提案を受け取ってみたい人
- やってみたいキャラが出てきた人
TRPGの自由さを少し試してみたい人
N◎VAの世界はあなたの発想をたくさん受け止めてくれます。
こういったのがやってみたいとか普段言い出しにくい人にオススメできます。
他の人の提案を受け取ってみたい人
他PLの提案を受け取った経験の少ない人にオススメできます。
N◎VAは特にみんなで相談することが多い気がするので、その機会も自然と増えてきます。
その中で「私はこうしたいんだけど」という提案を受け止めてみましょう。
あなたのキャラクターができそうなことなら進んでやってみましょう。
その先にあるのは「キャラクター同士のロールプレイ」です。
やってみたいキャラが出てきた人
あなたが「こういったキャラクターをやってみたい」と思ったならこのシステムはオススメです。
あなたの決めたキャラクターを提案し、受け入れてもらえればそれが叶います。
そのためには「ふわっとでもいいのでイメージとキャラの目的」を伝えることが大切です。
大丈夫、N◎VAで遊んでいる人は「他人の提案が大好きな人」ばっかりです。
あなたの提案も受け入れてもらえますよ。
最後に
今回は私の大好きなシステムということで、まとまりが少しなくなっている記事になってしまいました。
少しでもこのシステムで遊ぶ人が増えてもらえると嬉しいです。
現在は世界観の少し違う「トーキョーナイトメア」というシステムも出ています。
こちらは現代版N◎VAと言われており、N◎VAーXより安価で入手できます。
こちらもオススメです。
では、長々と紹介文を読んでくださってありがとうございました。
最後はプレアクトでお馴染みの言葉で締めます。
かくて運命の扉は開かれた。
トーキョーN◎VA THE AXLERATIONは有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です。
(C)2013 Koji /FarEast Amusement Research Co.,ltd.