Hello、ニューロキッズ
前回、トーキョーN◎VA THE AXLERATIONの紹介記事を書きました。
私は1つ前、トーキョーN◎VA The Detonationからこの世界に入ったのですが、最初はあまり乗り気のシステムではありませんでした。
- サイバーパンクの世界がよく分からない
- サイコロ使わないのか
- 専門用語が多すぎる
と、思っていたのですが、友人と遊んで開眼しました。
「やばい、これ、面白い」
今回はそんな遊んでみたらはまってしまう、トーキョーN◎VAの世界の魅力を5つお伝えします。
この記事を読むことで、トーキョーN◎VAの面白さが少しでも伝わって、遊んでもらえればと思います。
最初に結論5つを挙げておきます。
- カッコイイキャラクターを演出しやすい
- 世界の深さ
- 色んなキャラクターを受け入れてくれる
- 誰でも見せ場が3つある
- 映画的雰囲気
詳しく見ていきたい人は最後まで見てみて下さい。
トーキョーN◎VAとは?
鈴吹太郎とF.E.A.E.が製作した近未来SF物のシステム。
現在は第5版にあたる「トーキョーN◎VA THE AXLERATION」(以下、N◎VA-X)
ニューロエイジと呼ばれる架空の未来世界を生きる人々の生き様を描くテーブルトークRPGである。(引用: トーキョーN◎VA THE AXLERATION)
第1版はツクダ版と呼ばれ、1993年(28年前)に発売された古いものですが、時代に合わせて進化をしていってます。
ゲーム内の世界も更新され、32歳だったNPCは51歳になり、立場も雰囲気も変わっています。
魅力①:カッコイイキャラクターを演出しやすい
トーキョーN◎VAではキャラクターはキャストと呼ばれます。
映画で使われるのと同じ意味で「役者」です。
キャストは映画における主役級の登場人物(メインキャスト)になります。
トーキョーN◎VAの世界に息づくキャストとして参加し、事件に巻き込まれ、解決していく中でおのれのスタイルを貫き通します。
キャストは立場も生き方も千差万別で、それはアクト(セッションのこと)の中でよくある「仲良しである」必要はありません。(当然、仲良しもOKですが)
キャスト同士は対立しても、殺し合っても大丈夫。
プレイヤー・ルーラー(GMのこと)の目的はただ1つ「ゲームを通じて楽しい時間を過ごすこと」だからです。
これがあるからキャストは喧嘩してても、参加者同士(ルーラー含む)は協力できるのです。
他のシステムでも似たようなものかもしれませんが、多くのシステムの立ち位置は同じ条件で協力し合うものなのが多いです。
これがあるので、スタイルを貫けばカッコイイが生まれます。
ハードボイルドな探偵、魅力的なおねぇさん、敵よりも悪そうな巨悪
全員の協力があって全員がカッコイイ演出がしやすいのです。
魅力②:世界の深さ
トーキョーN◎VAは進化している世界です。
ゲーム内世界で約20年もの歳月が流れ、その中で様々な事件が起きました。
とてもじゃないですが、全ては把握しきれませんし、追っかけるのも大変です。
現行のN◎VA-Xを読み進めるだけでも内容は多く、私自身もサプリメントをすべて追っかけきれてはいません。
なのですが、遊んだらなんとなくトーキョーN◎VAの世界が分かった感じになるんです、これが不思議。
公式シナリオを触ってみれば、何人かパーソナリティーズ(公式NPC)と触れる機会があります。
気になってその人の項目を見れば・・・面白い内容がたくさん転がっています。
それを繰り返しているうちにお気に入りのNPCが出てきたり、オイシイNPC、絡みやすいNPCが出てきます。
そうなると、次のアクトがしたくてたまらなくなってしまいます。
ようこそ、トーキョーN◎VAの沼へ。
冗談はさておき、世界を知れば知るほど深いところが見えてくるのがトーキョーN◎VAの魅力の一つだと思っています。
私は先に言ったように「トーキョーN◎VA The Detonation」から入ったのですが、その中のサプリメント「アウターエッジ」の公式シナリオでノックアウトされました。
この時のヒロインがですね、N◎VA-Xでパーソナリティーズに取り上げられたんですよ。
ええ、非常にいいシナリオでしたよ。
魅力③:色んなキャラクターを受け入れてくれる
トーキョーN◎VAをやる際、色んなキャストを受け入れてくれる可能性が高いです。
これは魅力①でも述べたように、参加者の協力あってこそなのですが、それがいい。
- アクトのラスボスよりも悪そうな巨悪
- 鉄砲玉のような馬鹿なヤクザ
- 腰が引けて、全く戦闘能力のない科学者
- 何でも金で解決しようとする金持ち
こういったキャラクターは他のシステムでやるには少しばかりハードルが高い印象があります。
トーキョーN◎VAでも多少ハードルにはなりますが、他のシステムよりもOKが出るような気がしますし、私がルーラーだったら許可すると思います。
ただ、他の参加者の迷惑にならないように気を付ける必要はありますけどね。
戦闘することがシナリオの解決方法とされているシステムが多い中、戦闘できないキャラがOKされることがあるのは魅力の1つだと思います。
魅力④:誰でも見せ場が3つある
トーキョーN◎VAでは神業と呼ばれる、必殺技がキャスト1人につき3つ持っています。
これの効果が非常に強力で、他のゲームでは「物凄いダメージを防御無視で与えられる」ようなものが「相手を殺す」と書いてあります。
判定はいりません、宣言だけで効果は発揮されます。
神業に対抗できるのは神業のみで、一撃必殺、通ればそこでゲームエンドのことも多いです。
戦闘以外でも、探偵であれば「誰か1人から本当のことを聞き出す」とか名探偵確定の神業もあります。
これを考えて、自分で選択して使用すること、これができればOKというぐらい凄いものなのです。
これはキャストとしてもおのれのスタイルを貫き通したものですので見せ場間違いなしです。
魅力⑤:映画的雰囲気
トーキョーN◎VAでは、用語を含めシステムに映画的な雰囲気が表れています。
特に今では普通になったシーン制がこのシステムに大きくかかわっています。
シーン制はストーリー描写を重視するシステムでは非常に大きな役割を持っています。
シーン単位で区切り、必要な部分のみ描写する。
例えば、街から街への移動は何もないならば道程はカットされ、一瞬で街に到着します。
これによって移動・時間の概念が映画的に変化し、過去のシーンが始まったりと本当に映画のワンシーンのようなことを起こすことができます。
起承転結・序破急のようなストーリー構成も、マスターシーンと呼ばれるNPCだけのシーンや起こった事象のみを伝えるシーンもです。
シーン制のシステムは今では色んなシステムで採用されていますし、本来存在しないものでも採用されることもあります。いいやり方の1つってことですね。
まとめ
今回は私の大好きなトーキョーN◎VAの魅力5選ということで紹介してきました。
- カッコイイキャラクターを演出しやすい
- 世界の深さ
- 色んなキャラクターを受け入れてくれる
- 誰でも見せ場が3つある
- 映画的雰囲気
遊んでみたくなりましたか?そうであれば幸いです。
非常に面白いシステムですので是非手に入れて、遊んでみて下さい。
©FarEast Amusement Research Co.,Ltd